こんにちは!!
今日は僕の普段行っている仕事である放射線技師について軽くですが解説していこうと思います。
皆さん。放射線技師と聞いても正直ぴんと来ない人が多いと思います。
多分レントゲン技師といえばわかってもらえますかね笑
最近ですと4年ほど前に主演が本田翼さんと窪田正孝さんのドラマ「ラジエーションハウス」で少しは有名になったと思います!!
(今年、続きが放送されますよね笑シーズン2もぜひ見てほしいです笑)
原作の漫画も面白いですし、ドラマよりも放射線技師の仕事内容にファーカスを当てているので放射線技師が気になる人にはピッタリです!!
ですが、ネットで調べると「放射線技師 楽」や 「放射線技師 つまらない」などのマイナスなイメージの発信がすごく多く感じられました。
そこで今回はそんな放射線技師の実はそんなことしてたの??というような業務内容について軽くではありますが、書いていこうと思います。
また、過去に放射線技師についてはいくつか記事にしているのでそちらをどうぞ!!
放射線技師になるためには大学がいいのか、専門学校がいいのか??[結論:大卒がお勧め]
21卒が語る 放射線技師国家試験おすすめ勉強法 [年間スケジュールで解説]
モダリティ紹介
放射線技師が扱う機械の事をモダリティというのですが、その数は細分化していくとかなりたくさんあります。
ですが、それだときりがなく覚えてもらえないので今回はざっくりと下記の6つに絞ってみました。
ざっくり絞った分、それぞれの特徴はかなり異なるのでぜひ最後まで読んで見てください!
レントゲン
これはもっとも多くの人が関わっているんではないでしょうか??
学校の健康診断で車の中でとるあれです笑
この原理としては体に放射線を浴びせてその放射線が体を通る間に起こる変化を画像化しています。
これは有名であり、放射線技師の仕事の中でかなり昔からある仕事です。
シンプルが故に、大学病院規模になると一日400件近くもこなすことになります。
また、人がかなリ主導になるので個人で力量の差が大きく出てきます。
その分自分のスキルを磨くことができるのでとても面白いと思います。
CT
こちらも放射線を使う検査装置です。
CTはデメリットとぃてレントゲンよりもかなり大きな被ばく(それでも人体に害はないです)を与えてしまいますが、その分多方向からのデータが手に入るため、好きな角度や3Dの構築などを自由に行うことができます。
その為、外傷で運ばれてきた患者さんなどは第一選択としてCTをとることがとても多いです。
この分野はこれからもどんどん伸びていく分野といえるでしょう。
MRI
この機械は上記の2つの機械とは異なり、放射線を使わずに磁場の力で画像を作ります。
そのため、被ばくの影響を気にせずに済みます。
脳梗塞や椎体などの整形領域に強いのが特徴的です。
また、放射線を使わないため、臨床検査技師の資格でも扱うことができます。
超音波
主に生理検査室で使われる超音波検査。
内容としては放射線ではなく、超音波を用いて体内からの反射を見ている検査ですので、妊娠している方のおなかの中の状況を判断することもできます!!
これは多くの施設では臨床検査技師によって扱われますが、放射線技師も資格的には扱う事を認められています。
実際僕の働いている施設では臨床検査技師さんにお願いしているので実際にやることはありませんが、もし興味がある方は放射線技師がやっている病院を探すのもいいと思います。
核医学
これは少しマニアックなジャンルかもしれません。
核医学は簡単に言うと体の中に放射線を出す薬を入れて体から出てくる放射線を機械で読み取るという検査です。
この薬は特定の部位に集まるので病気や体内の状況がわかるのです!!
この検査は時間を明確に決めて行うので、残業がほとんど起きない検査になっています。
残業なし最高!!と思う人もいるかもしれませんがその分高度な知識が問われる分野でもあります。
X線TV装置
これは医師と看護師、それと放射線技師が協力し合って行う検査で、バリウムを使った胃透視や腎瘢痕などの治療や検査を行っていきます。
その為、長丁場になることもある検査なので医師をうまくフォローすることがとても求められています。
また、そのサポートをするために何を今求めているのかを明確に理解することが必須です!!
治療
放射線治療はその名の通り、がんなどの悪性腫瘍に対して強力な力を持つ放射線を用いて治療を行っていくものです。
あまりにも強力な放射線を使うので念入りに機械のメンテを行う事や計画を立てること。
そして患者さんの意思を尊重することが求められます。
特に治療は一人の患者さんと平日毎日顔を合わせるので他の検査とは違った患者さんとの接し方を求められるのでそこに面白さを感じる人には最高なモダリティだと思います!!
実は関わって事
・薬の知識
薬=薬剤師と思っていませんか??
確かにそれは正解ですが、放射線技師にも少なかれし薬の知識は必須です
というのも、放射線技師は造影剤という薬を頻繁に使用します。
この発注はもちろん薬剤師の方々がやってくれますが、その使用用途や禁忌項目のチェックは技師がやります。
そんなに項目が多いわけではありませんが造影剤のアレルギーは頻繁に起こるものなので確認が必要です。
・注射
皆さんご存じですか??
今回の法律改定に伴って放射線技師は本来、抜針(針を抜く行為のみ)許可されていたのですが、穿刺(針を刺す行為)も法律で認められました。
まだ現在決まったばかりですので技師が穿刺をしている施設はありませんが、これから講習会や学校のカリキュラムにも含まれて行くことになるでしょう。
そのため、ますます仕事の内容が広がっていきますね笑
業務形態
・日勤
これは一番メインとなる勤務形態です。
外来や病棟の患者さんに対して朝から夕方まで検査や撮影を行っていく事になります。
また、救急センターがある病院では常に誰かが常駐して運ばれてくる患者さんの対応をします。
基本的には日勤は予定で決まった検査を行うのみなので大きな残業は起きないことがほとんどです。
これも病院勤務のメリットですよね笑
・夜勤・当直
これは夜の時間帯に働く人たちです。
一般企業は夜の間はクライアントや上司などが仕事していないので必然的にやることがないとは思いますが、病院は違います。
夜の時間でも誰かしら運ばれてきます。
救急車は常に動いてますよね??笑
だいたい一番地域で大規模な3次救急の病院でも3人ほどしか毎日いないので基本的に忙しい日が多いです笑
しかし、その分手当なども多いのでお金にはなる勤務形態です。
・休日出勤
病院は外来などは休日やっていませんが、祝日・日曜日でも誰かしらが常に病院に勤めています。
これもいつもより大幅に人数は減らしているからこそかなり忙しくなります。
その分手当などもありますが、大切な休日が消えてしまう事からあまり好んでやる人はいません笑
いかがでしょうか??
放射線技師は過去にはスイッチマンなどといわれていて、楽な仕事の筆頭でした。
ですが、今となっては常に進歩し続ける医療についていくために勉強をつづける事、向上心を持ち続ける事が必須になってきます。
なので、仕事を完ぺきになって飽きる。そんなことは絶対にありません笑
これからの時代に真に安定を求めるならば放射線技師という仕事はかなり有力な候補になると思いますのでぜひ検討してみてください!!
待ってます!
それでは。
おわり。
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