こんにちは!!
結構最近ヴィーガンやベジタリアンなどは健康志向が高い人達の間で頻繁に飛び交っているテーマで、アメリカなどの海外に住んでいる方や海外に行ったVLOGのようなものをyoutubeで見ていると、スーパーにこの前の記事で書いた「ソイミート」などのフェイクミートがちらほら見られます。
そこで今回はこの飽食の時代の現在、なぜわざわざヴィーガンという自分の食事のジャンルを制限するのかについて理由をまとめてみました。
僕自身はyoutubeの「中田敦彦のyoutube大学」のヴィーガンを開設している動画(めちゃくちゃ面白いです)にてその存在を知り、このジャンルについて深く知りたいと思い、その動画で紹介されていた「完全菜食があなたと地球を救う ヴィーガン」を実際に購入し、読んでみました。
この本はかなりわかりやすくヴィーガンの事を説明しているのでぜひこの記事を読んだ後に読んでみてください!!
目次
・(前提)ベジタリアンとの違い
まず、前提にヴィーガンとベジタリアンは似ていますが少し違い細かく分類わけするとさらに細かく分けることができます。
ベジタリアンはみなさんのイメージだと野菜だける食べる人というざっくりとしたイメージだと思いますが詳しく分けると以下のように分けられます。
・ラクトベジタリアン
植物性食品+牛乳や乳製品を食べる人
・ラクトオボベジタリアン
植物性食品+乳製品+卵を食べる人
これは欧米でよくみられるベジタリアンです。
・ぺスコベジタリアン
植物性食品+乳製品+卵+魚を食べる人
ポーヨーベジタリアン
植物性食品+乳製品+卵+魚+鶏肉を食べる人
つまり、畜肉は食べない人です。
そしてヴィーガンは「植物性食品を食べ、畜肉、魚、卵、はちみつなどを食べない」という食生活をしています。
そしてヴィーガンの中にもダイエタリーヴィーガン、フルータリアン、オリエンタルヴィーガン、エシカルヴィーガンなどの種類があります。(この違いは植物をさらに分割したり、衣類などにも気を遣うレベルが異なります。)
なので、「ヴィーガン=野菜しか食べれない」というイメージで、実際に取り組むのは難しいと考えてしまいますが、実際にはこのようにいろんな種類もあるので自分のできる所からお肉の量を減らしていく事が大切になってくると思います!!
・健康面の関係
ヴィーガンはがんのリスクを減らす。
→WHOの国際がん研究機関の発がん性リスクの一覧がグループ1~3まであり、グループ1(人に対する発がん性がある。)にはよく言われている放射線や喫煙、アルコールが含まれ、この同じグループ1に加工肉も含まれています。そして、この次のグループ2A (ヒトに対しておそらく発がん性がある)には畜肉が含まれています。
また、他にも加工肉を50g/dayとると大腸がんのリスクは18%増加し、畜肉を100g/dayとると17%増加するという結果が出ています。
それに対して植物にはファイトケミカルと呼ばれる成分が含まれています。これは緑黄色野菜に含まれるカロテノイドやブドウなどに含まれるポリフェノールなどの事でこれらは抗酸化作用を持っていてがん予防につながります。
つまり、ヴィーガン食にすることで発がん物質を除去して、抗酸化作用を手に入れることができます。
心筋梗塞・脳卒中のリスクを減らす。
→心筋梗塞は死亡率第2位で、脳卒中は死亡率第4位という死亡率がかなり高い病気です。
そしてこの二つの病気の原因は実は同じで高脂血症から導かれる動脈硬化症が原因です。
そしてこの動脈硬化の原因となる血中コレステロールは肉食者はヴィーガンの1.2倍、ベジタリアンの1.1倍という結果が出ています。
さらにLDL-コレステロール値は肉食の方が多いという結果も出ています。
以上のように日本人の死因の上位の病気と肉食は深くかかわっていることがわかります。
そのため、ヴィーガン食は健康に対してかなりのメリットがあります。
寿命が長い国の共通点
「the Blue Zones」によると100歳以上の人口密度が高い健康長寿地域の食生活にはたんぱく質を肉からではなく、豆からとる料理が多いことがわかりました。これは上の理由からわかるようにヴィーガン食によって疾病の危険性がなくなり、寿命が延びるというプラスのサイクルが回っていることによる結果だと思われます。
・環境面の関係
ヴィーガンにすることには自分の健康だけでなく、地球の健康、つまり、地球環境にもかなり密接に関わっています。
世界の飢餓をなくす
→今、現在世界の飢餓の人口は9人に1人だといわれています。
これは日本にいると実感がわきませんが世界では食糧不足に苦しんでいる人はこれだけいるのです。しかし、穀物は十分な量生産されているのですがこれが肉を作るために牛や豚などの食料になっていることで不足しているのです。
実際、肉食1人分は採食20人分に匹敵するといわれています。
そのため食料問題は採食に変えるだけで解決できるのです!!
温暖化を防ぐ
→上記にもつながりますがこの動物の飼育するスペースのために多くの熱帯雨林が伐採されて、光合成の量が減ってしまっています。その結果、温暖化が進んでしまいます。
そしてそうまでして育てている牛はゲップをする際に二酸化炭素の50倍もの温室効果を持つ、メタンガスを放出します。これも地球温暖化の促進につながってしまうのです。
・最後に(僕の考え:ここ数年だけつらいかも)
僕はここ数年は特に日本では代替肉などのヴィーガンを推奨する食材や料理店が少ないことから継続していくのは難しいと思います。
さらには中田さんのyoutubeの力をもってしてもまだ理解が浸透していないことも向かい風になってしまうと思います。ですが、このようにメリットたくさんだという事は論文などで示されていることから、週に1日ヴィーガン食の日を作ることをするだけでも十分に効果はあると思うのでぜひ、今回の記事を読んで興味を持つだけでなく、行動にも少しでも移してもらえると嬉しいです。
本日は読んでいただきありがとうございました。
また次の投稿をお持ちください!!
コメント